内科・消化器内科・麻酔科・リハビリテーション科 医療法人みゆき会 みゆきクリニック

日置市でかかりつけ医として地域の健康を守る内科クリニック、介護福祉関連サービスも幅広く提供しています。

〒899-3101 鹿児島県日置市日吉町日置390-1 日置市役所日吉支所近く TEL.099-246-8707

みゆきクリニックスタッフブログ

虹の彼方(2) ~父の看取り編~

 

10周年イベントの前日の9月21日、

7月ごろから体調を崩していた父が息を引き取りました。

享年82歳。

 

ここ2カ月は入退院の繰り返しでしたが、夫と相談し

亡くなる1週間前に退院してその後を在宅で看るつもりでした。

本人の病気の受容はなされているような反面納得していない様子もあり、

しかし輸血を繰り返す支持療法しか打つ手のない入院の日々は苦痛で

愛犬と母との生活に戻りたいようでした。

また我の強い父の相手をしなくてはいけない入院先の医師や

看護師の皆さんにも申し訳ない気がしていました。

 

私たち夫婦にしてみれば

治療者の立場と家族の立場からの両面からの景色は

思ったよりもつらい光景で、

色々な決断も少し時間がかかったような気がします。

亡くなった翌日、父も楽しみにしていた10周年イベントは決行、

無事に終わって父は喜んでくれたのではないかと思います。

 

実は父を看取った場所は当法人の小規模多機能ホームでした。

在宅で看るのには母は高齢でしたので

小規模多機能ホームと訪問看護を組み合わせるつもりでした。

息を引き取った後になじみの職員が死後の処置を行い

皆が玄関で見送ってくれるのを見て、

悲しい半面嬉しくてたまらない気持ちになった時に

これが在宅医療の醍醐味だなあとしみじみと感じたのでした。

 

イベントの朝に見た美しい虹は父からのプレゼントのように思えました。

10周年記念誌は体調が良い時に見せようと思っていましたが

結局見てもらえず仕舞でした。

開業前から今まで色々な決断をする時に

一番相談していたのは実は父でしたので、

もうそろそろ独り立ちしなさいということだったのでしょうか。

 

何かにつけ親身になって相談に乗ってくれ、

いつも私の体の心配をしてくれていた父の代わりに

残された母と愛犬の暮らしを守ろうと思っています。

 

 

理事長 坪内みゆき

 

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虹の彼方(1) ~10周年記念イベント編~

 

ちょっと遅くなってしまいましたが、イベント報告by理事長版を載せてみたいと思います。

 

9月22日 日曜日

ミーティングを重ね万全に準備をして臨んだ記念イベントの開催の日です。

朝起きると雨が少し降っていましたがやがて上がり、

7時ごろに家を出て西の方角をみると

なんとも美しい虹がくっきりとしかも二重になってかかっていました。

 

下が思わず車を留めて撮った写真。

 

なんだか今日1日がうまくいきそうな予感の中、会場に入りました。

「みゆきスマイルでがんばろう」と朝礼をした後集合写真を撮影し、

進行係、舞台係、接待係、会場係、駐車場係、救護係、受付係に分かれて準備開始。

もちろんグループホーム、小規模多機能ホームのお留守番隊の職員もがんばっています。

 

前日に会場設営はしていましたが当日午前中にリハーサルがいくつかあり、

あっという間に11時すぎ。11時半には少しずつ会場にお客様が入り始めました。

先着100余名の方に記念の紅白まんじゅうと10周年記念誌を配布し

会場には300名以上のお客様が入り盛況の様子。

 

12時30分、たくちゃんこと野口たくおさんの司会でイベントスタート。

宮路日置市長の祝辞を頂いた後、地元の扇尾保育園の園児による太鼓。

アーティスティックな演出が非常に見ごたえがあり

とても保育園児の演技とは思えない舞台。

実は関東でTV関係の仕事に携わっていた副園長先生の演出だったようです。

 

その後国際文化交流会TENの舞台。

舞台には日吉町在住の橋口ふよ子さんの書「ひおきの地に生きる」を掲げ

これが踊りとパーフェクトに合っていました。

日本舞踊を通した国際文化交流、青少年の育成を30年近く続けてきている

TENですが海外公演の経験も数多く若手舞踊家の踊りがひときわ輝いていました。

 

そして待望の谷山病院黒野先生の講演。心に響く講演の後の反響はやはり大きく

質疑応答の際に亡き母上のお話をされる方、涙する方、日々の介護を反省する方、

後日外来に来られた患者様からもとても良い講演だったとの言葉を頂きました。

 

そして職員「チームみゆき」による介護寸劇。

日置市のキャラバンメイトだった職員の発想でしたが

楽しかった、リアルだったとの反響。

その後当院開設以来、月1回TENが行っている日舞リハビリをお披露目。

会場のお客様にも一緒に踊っていただき会場が一体となって盛り上がりました。

 

そしてこちらも開設以来10年間月に1回のアロマボランティアに

通ってくださる平田マサ子さんの永年功労の表彰式。

これからも来ていただけるとのこと、かさねがさね感謝。

 

 

 

その後はいよいよ個人的にも待ちに待った憧れのフォーマレッツの演奏。

まさか中間貴子さんをお呼びして演奏していただけるなんて本当に夢のよう。

この時ばかりは素のお客様になってしっかり客席から聞きました。

「ジュピター」あたりから感極まってしまい涙、涙。

やはり真の音楽には心を癒す偉大な力があります。

でもアンコールの時間がなくてごめんなさい。ぜひまた来ていただきたいです。

 

続いて松元裕樹さんの歌謡ショー、「敬天愛人」等の歌を素晴らしい歌唱力で披露。

実は今回の舞台・音響を松元さんのマネージメントをしている

Take Zero(テイクゼロ)さんが引き受けてくださいました。

素人の私たちはこんな小さなイベントでそんなプロの舞台・音響なんて

もったいない等と浅はかな考えでしたが

今回の成功の大きな要因はこのTake Zeroさんのバックアップでした。

心から感謝です!

 

最後は西郷隆文先生の御講演。

郷中教育を中心としたお話はひおきの青少年育成の柱のひとつとして

深く浸透させていくことが日吉町の発展につながると感じます。

薩摩の歴史のDNAが日吉町に存在している重大さを再認識し

それを今まで以上に内外に発信していく必要があると思います。

 

そんなこんなでたくちゃんの愛情あふれる司会進行で16時40分にイベント終了。

楽屋裏でもたくちゃんはサービス精神旺盛。

表裏のないその誠実な人間性に感動しました。

 

 

 

イベントは事故もなく400名近くの来場者で盛況のうちに終了。

会場を速攻で撤収し19時から打ち上げに入り盛り上がり、

伯父が届けてくれた大きなケーキに10本のろうそくを立ててケーキ入刀し皆で頂きました。

 

 

 

半年かけて皆で準備したイベントは大成功でした。

たくさんの方々のご協力を頂いて作り上げたイベントでしたが

お花や差し入れをたくさん頂き

開催後にも「とてもいい会だった」とお誉めの言葉を多数いただきました。

反省点もいくつかありますがこの気持ちを忘れることなく、

頂いた愛情パワーをチャージして明日からの仕事につなげていきたいと思っています。

出演者、来場者の皆さま、本当にありがとうございました。

そしてみゆきスマイルでがんばってくれた職員、ご苦労様でした!

 

理事長 坪内みゆき

 

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みゆきクリニック開院10周年記念行事★2

 

野口たくおさんがまたブログで紹介してくださっています。

ありがとうございます。

 

扇尾保育園の皆さんの太鼓、踊り、衣装、とてもかわいかったです♥

シャボン玉&おみこしにビックリ!

トップバッターとして華やかに会場を盛り上げてくださいましたね。

 

 

 

黒野明日嗣先生の認知症セミナー「地域で支えよう、認知症」

西郷隆文先生の郷土セミナー「薩摩焼と郷中教育」 とても勉強になりました。

 

 

国際文化交流会TENの皆様による日本舞踊

リハビリ舞踊「それいけGO!GO!」では会場がひとつになりました。

 

 

 

フォーマレッツの方々によるマリンバ演奏、幻想的で素敵な音楽でした。

 

 

松元裕樹さん の歌謡ショー

 

職員有志によるぶっつけ本番の介護寸劇。楽屋でたくちゃんと一緒にテゲテゲ~!

 

 

今回会場でお配りしました「10周年記念誌」です。

当日は沢山の方々にご来場いただいた為、

全員にお渡し出来ず申し訳ございませんでした。

ご希望の方は、クリニック受付に用意してありますのでお声をおかけください。

 

10周年実行委員N

 

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みゆきクリニック開院10周年記念行事★1

 

私はみゆきクリニック通所リハに勤めてまだ1年数ヶ月。

10周年行事の事は、最初は少し他人事のように思っていました。

 

そんな私が実行委員会の一員になり

委員会が一回、二回と開催される毎に

展示物や記念誌などの作成や準備を行う中で

職員がひとつになる気がしました。

 

当日は 人気MBCタレント野口たくおさん のやさしい心温まる司会と

職員みんなとの気持ちがひとつになって進行していきました。

 

地域の方々が次々に来られ、微笑んで見て

お帰りの際に「よかったね」と声をかけてくださった時

とても嬉しく思いました。

 

みゆき先生は本当に地域の方々に

こんなにも温かく慕われているんだなと思いました。

これからもみゆきクリニックの一員として頑張っていきたいと思います。

 

司会をして頂いた 野口たくおさんと。みゆき先生も。

 

 

野口たくおさんに褒めて頂きましたポテサラはこちら。

通所リハ厨房職員が心を込めて作りました。

 

 

通所リハ 介護福祉士I

 

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通所リハ10周年を迎えて

 

クリニックの開院から3ヶ月後、平成15年7月23日に

院長の念願でありました通所リハビリテーション(デイケア)を開設、

登録者10名でスタートしました。

 

曜日によっては、利用者様より職員の方が多い日もあり、

家庭的な雰囲気の中、ケアやリハビリをおこなっていました。

 

これは平成16年、日舞リハをしているところです。

今よりゆったりと広々としていますね。

 

これも平成16年。餅つき大会、懐かしいスタッフの顔も見えます。

 

あれから10年。

年月を重ねる毎に利用者数も少しずつ増え、

今では約50名の登録者、毎日約15名の方にご利用いただいています。

広々としていたデイルームも今では手狭になってきています。

場所が狭いため、他施設のようなリハビリ機器は多くはありませんが、

リハビリスタッフの「手当て」で「いくつになっても元気な高齢者」を目指し、

これからも家庭的な雰囲気の中、

女性スタッフのきめ細やかなサービスをモットーに

1日1日を笑顔で過ごせるように、共に寄り添いながら

デイケアでの時間を過ごしていただきたいと思っております。

 

 

みゆきクリニック通所リハ O & E

 

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みゆきクリニック開院10周年

 

今から10年前の平成15年4月22日に

みゆき先生とスタッフ6名で始まったみゆきクリニックは

おかげさまで今年開院10周年を迎えました。

 

今日は少し懐かしい写真で振り返ってみようと思います。

 

地域の保育園のみなさんには、

敬老会やクリスマス会などでお遊戯をして頂いたり、

迫力ある太鼓を披露して頂いたりしてきましたね。

これは開院1、2年目の頃です。

この子たちは今もう中学生くらいかな?

 

 

 

開院1年目には、みゆきクリニック1周年記念行事を行いました。

司会をして頂いたMBCタレント野口たくおさんは、

実は みゆき先生のご主人の坪内斉志先生と、いとこなんです。

 

 

地域の婦人会、商工会のみなさんにも、

行事のたびに素敵な踊りや音楽を披露して頂いています。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

アロマボランティアの方々、

武岡台高校茶道部のみなさんにも来て頂きました。

時にはみゆき先生も三味線を披露したり。

 

 

 

スタッフも仮装をしたり、得意の三線や美声を披露したり、

工夫をこらして頑張ってきました。

 

 

みゆき先生は昔も今もあまり変わらない…?!

通所リハのご利用者と。

 

 

最初の頃は訪れる患者さんも利用者さんも少なかったのですが、

ありがたい事に今では沢山の方々にご利用頂いています。

 

また昨年には、グループホームひおきの里、

小規模多機能ホームひおきの丘の施設も立ち上げ、

現在みゆき会で働くスタッフは50名を超えます。

 

開業当初から今も在籍するスタッフは4名。

先日10年勤続表彰と記念品を頂きました。

これからも地域の皆様の為、みゆき会の発展の為に

初心を思い出し頑張っていきたいと思います。

 

なお今年9月にはみゆきクリニックのこれまでを感謝しまして

みゆきクリニック開院10周年記念行事を行う予定にしております。

皆様には詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。

 

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